打つ手に迷ったときのコツ in コネクト4
ある程度、コネクト4を極めると、『何かがある局面』に強くなります。しかし、反対に『なにもなさそうな局面』で打つ手に困ってしまいます。
今回は、一見なにもなさそうな局面のときに、どのようにして打つ手を見つけるのか、そのコツを紹介します。
迷ったときは1手前の相手の有力な手から考えてみる
まずは、次の局面を見てください。
黒がF4に打ってきました。ここで白の手を考えてみます。
ぱっと見、なにか良さそうな手が浮かぶなら良いですが、そうでない場合がほとんどです。具体的にリーチに絡む手があればわかりやすいですが、そうでない場合、『1手前の相手の有力な手を考えてみる』というコツがあります。
この1手前の局面で、黒(敵)の有力そうな手を考えてみます。すると、B5、C3の2つが良さそうだと思います(人によります)。
だとすれば、黒(敵)は実際にはF4に打ったので、『有力そうなB5やC3の手を放棄した』と考えることができます。
そこで、白(自分)はB5やC3の手を候補として検討してみるわけです。そうすることでミスを減らせるため、よくわからない局面を無難に乗り切ることができます。
それでもわからないときは相手の石の上に乗せておく
1手前の相手の有力な手を考える方法は、かなり効果的です。しかし、そのコツが使えないときや、『使ってもよくわからない局面』もあります。
この局面は黒(敵)がD5に打っただけの局面です。手に困る局面の1つだといえます。
この局面から1手前の黒の有力手も、やはりD5なので白(自分)としては、次の手に困ります。そのような『とにかく手に困る局面』のときのコツは、『相手の上に乗せる』というものです。
相手の上に乗せる手は『パス(様子見)』に近い手です。具体的に攻めるわけでもなく、細かい駆け引きをするわけでもなく、様子を見る手が『相手の上に乗せる手』となります。
黒D5に対する白D4という出だしは落ち着いた展開になりやすく、トラップリーチを使った終盤勝負になります。また、引き分けになりやすいオープニング(はじまりかた)だといえます。
※黒D5に対する白C5という手もあって、このオープニングは序盤から変化が激しく、序盤からリーチを警戒しながら戦うことになります。
レベル11のコネクト4コンピューターと対局しよう!
ヨンナラベ(アピールジョブズのコネクト4プログラムの名前)の中でも、レベル9、レベル10、レベル11は次元の違う強さを備えています。
とくに、レベル11はレベル10に対して勝率8割をほこる強さ(読みの深さ)と繊細さ(正しい形勢判断)を持ち合わせています。
レベル10とレベル11の違いは、『1手前の相手の有力な手を優先的に検討してみる』という機能です。レベル10にはその機能がなく、レベル11にはその機能があります。
レベル11は、この機能により、レベル10のときよりもさらに局面を深く読めます。
つまり、今回紹介した『1手前の相手の有力な手から検討してみる(考えてみる)』というコツは、かなり効果的だということです。
ぜひ、レベル11のコンピューターとの対局で、今回のコツを試してみてください。
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