ザコの手だと笑っていた66角が利いてきて、後手には受ける方法がありません。
こうして見ると、先手の66角は良い場所にいます。
イマジンブレイカーを知らない人は序盤の10手くらいで「この人は弱いな」と思うでしょう。
しかし38飛車を見たときに「こいつヤバいな!」という心境になるはずです。
先手のすべての悪手が、この1手ですべて好手に変わっているからです。将棋は1手1手の悪手や好手は関係ありません。10手とか、20手とか、長い手数を見なければ、本当の意味で『とがめる』ことはできないのです。
たとえば3手目に56歩とした手を見て、「こんな手はくそ。57角打ちでとがめることができる」と考える人はたくさんいます。が、最終的にとがめられているのは後手ですからね。
ジャンル:ノウハウ・知識・マニュアル
作者:ja
URLをコピーして、あなたの友達や家族にオススメしましょう。
⇒本を編集する