⇒麻雀荘の殺人事件から1年が過ぎた。
私はミツルと共に麻雀探偵として仕事をしていた。
ミツル
「麻雀探偵って金にならないね」
私
「もともと金にならない麻雀屋をやっていたんだから、麻雀探偵に出世しても儲からないのが自然界のおきてだ」
ミツル
「でも麻雀屋なら自然界のおきてに逆らうんでしょ?」
私
「いや、今の私たちは麻雀探偵。麻雀屋はギャンブラーだが、麻雀探偵はビジネスだ」
ミツル
「そういえば、今回の依頼は何なの?」
私
「詳しくは聞いていないが、花火大会が関係あるらしい」
ミツル
「花火大会で麻雀のイカサマでも披露するの?」
私
「いや、そんなことはしない……金に困ったらやるかも」
ミツル
「でもオレ、金ないよ」
私
「気にするな。金なら私も持っていない」
ミツル
「やばくない?」
私
「夏だから凍死することはないだろう」
ミツル
「暑くて死にそうだよ〜」
私
「どこかに小銭でもあれば、アイスが買えるんだが……」
ミツル
「小銭なんて、そう都合よく……」
私
「だよな〜。ん……」
ジャンル:ミステリー・推理
作者:mican
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