民間ロケット、高度10キロで損傷 技術の未熟さ露呈

宇宙工学に詳しい宇宙航空研究開発機構(JAXA)の的川泰宣名誉教授は「非常に初歩的なことだ。機体の設計をするときにも知っていたと思うが、空気力学的な計算が甘かったのかもしれない」と話す。

新型ロケットは官民を問わず初期に不具合が発生することは少なくないが、今後は再打ち上げに向け、設計段階での想定や事前の点検が十分だったのか検証する必要がある。

九州工業大の米本浩一教授(航空宇宙工学)は「通信は飛行安全の命綱。飛行中の環境に耐えるかどうかといった試験や品質管理をどこまで行っていたのか、徹底的な原因究明が必要だ」と強調する。

1回数億円の打ち上げ価格で拡大する国内やアジアの需要を取り込む戦略だったが、受注を獲得する上で最も重要な信頼性を問われる事態となり、事業の展望は不透明になった。

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情報提供: 産経新聞7/31(月) 7:55

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