<性分化疾患>手術せず性別変更 「心の性」重視し家裁許可

戸籍の記載の誤りは訂正できると定めた戸籍法に基づき、それぞれの地域の家裁に家事審判を申し立て、性別変更が許可されたという。

GID(性同一性障害)学会理事を務める針間克己・はりまメンタルクリニック院長は「性別を判断する比重を『体』から『心』へと移した決定で画期的」と評価する。

「心の性」と「体の性」が一致しない人を巡っては、04年に施行された性同一性障害特例法で、性別適合手術で「体の性」を「心の性」に合わせることが性別変更の要件とされている。

一方、世界保健機関(WHO)など国連機関は14年、手術の強要は人権侵害で、自己決定や人間の尊厳の尊重に反するとの共同声明を発表。

谷口洋幸・高岡法科大教授(国際人権法)は「二つの家裁の判断がどこまで普遍化されるか分からないが、日本でも手術要件の撤廃に向けた動きが活発化してくれば、後押しする力になるだろう」と話している。

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情報提供: 毎日新聞8/20(日) 7:30

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