作業工数は1075万円分ですが、446万円しか払いません。瑕疵対応は無償でしょう?――IT訴訟解説

ユーザーは、工数分の支払いをしなかったのは、作業に本来無償で行うべき瑕疵への対応が含まれており、また、依頼したのに完成していない開発作業があったからと言うが、本来、保守作業は準委任契約であり、瑕疵や仕事の未完成は支払いを拒む理由にはならないとして残金約600万円の支払いを請求したもの。

「見積り時点で想定されていなかった作業は、ユーザーが追加費用を払うべき」とする判決で、ベンダーには請求した300万円の半額が支払われることになった。

「準委任契約であっても、その実態が請負であることに両者が合意したのなら、契約形態は黙示的に変わる。ただし、当初の契約時点で想定していなかった作業についてはユーザーが負担すべき」としたものである。

請求が600万円だったのに対して、支払いが300万円だったのは、ベンダーの行った作業が本当に想定外のものであったかなどを精査しての結果である。

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更新時間: 10/4(水) 7:00

情報提供: @IT

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