イタリア語で口説くのはもうやめるよ
「わたし、イタリア語を勉強してるの」
「どうしてだい?」
ボクたちは町外れの小高い丘の上にいた。目下には大きな海が広がっていた。
キミが湿った草の上に座った。
「あなたにプロポーズされたとき、一緒にイタリアについて行きたいの」
キミは真剣な表情をしている。本当にボクのことを大切に思ってくれている。
よし、キミの期待に応えよう。ボクはイタリア語でプロポーズをしてみる。
「Penso che quello che anche curare la calvizie quando si vede Kimi a(キミを見たらどんなハゲでも治る気がする)」
ジャンル:恋愛・ロマンス
作者:斉藤健二
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