口説く方法がストーリーでわかる本

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⇒目次

続けてボクは口説く。


「Vero colpevole e rammarico per il reato sei bella(真犯人が犯罪を後悔するほど君キレイだ)」



「本当に?」


「本当さ」


「ウソに聞こえるの」


「どうして…」


ボクは考えてみた。どうしてボクの気持ちが伝わらないのか。

そして気付いた。

イタリア語で愛情を表情してもダメなんだ。ボクたちは日本人なんだから、本当の気持ちは日本語で言わないと。


「イタリア語で口説くのはもうやめるよ。どんなにオシャレに飾った言葉も意味がない。ボクは日本語で言うよ」

キミの耳元でささやく。

「ボクはキミが好きだよ」

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ジャンル:恋愛・ロマンス

作者:斉藤健二

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