客観的な考察をする
客観的な考察っていうのは『誰でも再現できる』ってことなんだよ。
客観的な考察の例。
- カブトムシの成長を見るために、専用のカゴを作ってそのなかで育成する。カゴの中の温度、光度、彩度、匂い、音などを再現できるようにする
- オレンジジュースで若返り細胞を作るために、誰でも再現できる実験室の環境を作る
- ネットで稼げるか試すために、誰でも再現できるツールを作る
客観的な考察をするためには、再現できないとダメ。どこかのSTAP細胞みたいに「200回成功しました!」なんて言ってもダメ。みんなができないとダメ。
ネットで稼げる系のノウハウも99%はダメ。99%のノウハウは過程や前提が大きくちがうからダメ。初期費用がかかる時点で再現がない。つまりできる人とできない人がいるってわけ。
じっさいの世界ではできる人もできない人もいていいよ。でも論文は「みんなができる」ってのが前提条件だから、みんなができるノウハウじゃないと意味がないってこと。
イケメンしかモテないような恋愛術なんて論文にしたらダメ。ブサイクなオイラでもモテる恋愛術じゃないとダメ。そういうこと。
ジャンル:感想・書評・評論
作者:田中ジョージ
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