麻雀探偵はどうして花火を嫌うのか?

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「ロン、役満」私はニヤリと笑った。

私の投げたブツは王様の足元に転がり、大きな音を立てた。その音は石と石がぶつかったときのような音だった。

「何です?」王様が振り返った。

ときすでに遅く、ドロドロ男は王様のほうへと突進していた。それは私のほうに突っ込んできたときの勢いを、反対に利用したものだった。

ドロドロ男は王様に突っ込み、そして破裂した。ドロドロ男の胃酸が辺りに飛び散った。

ドロドロ男の胃酸は抜け道付近にあったガレキを溶かし、王様の身体さえも消滅させていた。ドロドロ男の身体さえも、消滅していた。

私の足元にはブツがあった。そのブツは『白』で、ドロドロ男の胃酸で少しばかり溶けていた。「私のトップで終了だ」

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ジャンル:ミステリー・推理

作者:mican

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